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【感想】『女騎士、経理になる。』最新4巻レビュー



スニーカー文庫から新作が発売されていますが、その前に以前、当サイトでも紹介した漫画『女騎士、経理になる。』の新刊が出ていたので紹介。

今日、スニーカー文庫の新作を買いに行って漫画コーナーを横切ったらたまたま発見して購入しました。

 

■ストーリー

魔国では『財政収支』と『貿易収支』の二つが赤字という状況に陥っていた。魔国の民草をまもるため魔王は人間国との休戦協定を結ぶか、人間国を滅ぼすため遠征をするか。その選択を迫られていた。一方、シルヴィア達の銀行は債権の回収も順調に進むが、ある不思議な出来事が起こっていた。人が一人また一人と姿を消しているというのだ。姿を消した人達のみんながシルヴィアたちの銀行『港町銀行』からの借り入れを全額返済した人達だった。シルヴィア、ルカ、セラフィムの三人は調査に乗り出す。

■感想

  • まるで人間のように討論を重ねる魔族の会話が面白い
  • 相変わらず簿記2級を持っているのにダメダメなシルヴィアは安心してみていられる
  • 相変わらず簿記を受けるには役立たないだろうが、浅い知識だけはついていく
  • ルカ可愛い
  • 経理に関する説明が多めになっているため、エンタメ要素が低いのが残念

■おすすめポイント

簿記を取るつもりはないが、さわり程度でも帳簿のつけ方、税に関する事を知って置きたいと思う方にオススメ。とはいえ、本当にざっくりしたさわり程度であると思われるので、個々の仕組みは別途調べる必要がありそうです。

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■総評

「休戦を進言する!」

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「遠征軍の編成を進言する!」

「「あーだこーだ」」

「やめんか二人とも」

これが人間ではなく魔国での下院議員、上院議員、大統領(まおう)の会話なのだから、人間臭くて良い。魔族というとイメージでは人間を滅ぼすことに心血を注ぐ戦闘民族なイメージが強いので(あくまで個人の感想です)三人の会話がとても面白く感じました。

また、今回で人間国の階級制度の実態、また、識字率に関する話も含まれていてそこから発展しての経理を扱うという話の持って行き方はいいなぁと思いました。しかし、感想にも書きましたは、今回は経理に関する解説が多めで、そこが少し漫画としての面白さを損なっているように感じました。


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