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第29回富士見ファンタジア大賞、金賞受賞作試し読み



作品を記事単位で分割したうえに、日にちを分ける所業

第29回富士見ファンタジア大賞入選作の試し読み、3作目は、

『俺の青春を生け贄に、彼女の前髪をオープン』です。

 

テンプレ学園ラブコメですね。

テンプレラブコメは、テンプレであるけど、

面白ければニヤニヤが止まらずに楽しめるので好きです。

 

今作は少々、甘さが強すぎて胸焼けしそうですが・・・・・・(←好きな割に耐性値が低い)

ボクもサリュちゃんみたいな幼馴染がほしかった・・・・・・

 

物語はハーフで幼馴染の少女、サリュ=ニコルソンがイタリアに引っ越してしまい、

それから8年間の歳月が経過したところから始まります。

主人公、桃山太郎はサリュと1週間に一度、電話で話をするという約束をサリュが

引っ越すときに交わしてから、8年間続けてきていた。

しかし、サリュは一度も、自分の姿を撮った写真を送ってくることはなく、

会いたいとも言わなかった

そんな8年間を過ごしたある日、太郎が学校から帰宅すると、部屋に荷物が

届けられていた。そしてその中から突然、イタリアに引っ越したはずのサリュが

飛び出してきた。

 

 

ベッタベタやないかーい!

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しかもこのサリュちゃん、

太郎にベタ惚れなのでスキンシップが過剰なのだ。

クソ羨ましい・・・・・・と言うか妬ましい・・・・・・

サリュのスキンシップに戸惑う太郎。

さらに、おそらく、というかラブコメ的に確実に太郎に惚れているであろう、

もう一人のヒロインにして、セカンド幼馴染の八重樫桜との板挟み状態に追い込まれ、

最後は母親から唐突に

「サリュちゃんを学園のアイドルにしろ」

と、言われる始末。

 

諸々の事情を知るには発売されたら買えと言わんばかりの終わり方でしたので、

発売したら買わせていただきます。富士見書房さん・・・・・・

 

ところで、少し気になったのが、

サリュをファースト幼馴染。桜をセカンド幼馴染と、

太郎が称している部分があるのですが、

幼馴染にファーストもセカンドもないよなぁと・・・・・・

別作品で同じ表現がされていてすごい違和感を感じたのを

覚えています。

 

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