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【感想】角川スニーカー文庫『インスタント・ビジョン 3分間の未来視宣告』(たぶん)最遅レビュー



なぜそうなるのかわからない場合、とりあえず『テコの原理』とか『プラズマの仕業』とか言っときゃ、

大体の場合が説明した風になってその場が収まります。

最近見ませんよね? 超常現象スペシャルみたいな番組で某教授が『プラズマが~』って言ってるの・・・・・・

今日のバイトが急に休みになったのでたぶん、

今月最後の新作レビューです。



某教授ってそんな何回もプラズマプラズマ言ってないですよね?

一回か二回くらいしか聞いたことないです・・・・・・

まぁ、プラズマもてこの原理も、今回の作品には全く関係ないのですが、

『未来予知』のいわゆる超能力的なモノやキャラ固有の異能が登場します。

 

物語は今より少し未来の話。

『夢現譜症候群(ディー・スコア・シンドローム)』と呼ばれる奇病を発症し、

異能の力を持った覚醒者達を保護し、教育する機関、ジオウィングで、

『時計塔の殺人鬼(ヴィクトリア・キラー)』と呼ばれる主人公、

レオ・エンフィールド、レオの監視役として英国政府より派遣されたティア・ファーニバル、レオの協力者であるリサ・キーティングの生活を描きます。

 

といっても、ジオウィングは作中でも中心となっている夢現譜症候群を

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専門に調査する機関であり、世界中で起こったこの病気関係の調査などに派遣される、いわゆる特派員を教育する機関で、

レオはその特務官としての肩書ももっており、もっぱらこの病気にまつわる事件がストーリーの主軸となっています。

 

しっかりと練られた設定とそれに支えられたストーリーはとても読みごたえがありました。

あと出てくる悪役のラビット・トゥインクルスターはなかなかぶっ飛んでて、悪役として好感を持ってしまいましたw

龍が如くの真島の兄さんみたいなキャラです。でもたぶんアニメになったら声は三木眞一郎さんかなぁ・・・・・・

 

異能バトル物でおまけに確定した未来が提示されている。

こういう設定好きなんですよねw

特にキャラが最初にストーリー最後の結末をいうのとは違って、あくまで『未来予想』である、『未来視』によって、

話の行く末が示されているというのはワクワクします。

往々にして、こういう場合に示されるのはバッドエンドな未来が大体は示され、それをいかに

回避するか。そして、物語として矛盾がないようにどう構築されるのか。

そういった面を租借しながら読むのが楽しいんですよねw

 

本作でも、レオが『時計塔の殺人鬼』と呼ばれる所以となった未来は、現状、バッドエンドです。

そこからどうやって主人公は自身の未来を回避するのか、回避した場合、未来視として現れた未来はいったい何だったのか。

この部分を煮詰めてもらいたいです。

 


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