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【感想】電撃文庫『オリンポスの郵便ポスト』レビュー



結局、一週間かけての更新になってしまった……

さて、電撃文庫3月の新作、最後の作品は『オリンポスの郵便ポスト』。

第23回電撃小説大賞審査員奨励賞を受賞した作品です。

タイトルオリンポスの郵便ポスト
作者藻野 多摩夫
イラストいぬまち
価格680円
記事掲載時の価格です

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■ストーリー

火星への本格的な入植がはじまってから二百年。

いつごろからか、太陽系最大の火山、オリンポス山の天辺にある郵便ポストに投函した手紙は宛先が神様がたとえ天国だったとしても届けてくれるという、都市伝説があった

長距離郵便配達員のエリス人造人間のクロをオリンポス山の郵便ポストまで届けるという依頼を受ける。

度重なる内戦で都市は寸断され、赤土が覆う大地を火星で最も天国に近い場所と称される地まで8635キロメートルの長い旅が始まる。

■感想

  • 分かってたけどそれより悲しい旅物語だった
  • つらいけど前向きな雰囲気のオチだった
  • 基本的に静かな二人旅。ゆえに時折起こる戦闘はヒヤヒヤした
  • 静かな雰囲気の中の静かなコメディっぽいシーンは読んでる方も静かに笑ってしまう時があった
  • こう言う作品には久しぶりに会えた気がする

■おすすめポイント

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SF旅物語。それでいて、派手な戦闘などは不要。旅の記録を追うようなストーリーを欲している方。読んでみたいと思う方にオススメ

 

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■総評

前回の『キラプリおじさんと幼女先輩』は書いた通り面白かったのだが、

ジャンルが違うことを分かったうえで言わせてもらえば、少なくともこっちが奨励賞なのはかなりもったいないと思えるほどの完成度だと思った。

賭博師は祈らない』との金賞ダブル受賞でもよいくらいだと思ったし、金賞のダブル受賞が許されず、

かならず金銀で評せねばならないというなら、かなり迷うと思いますが……

一巻完結のお話です。続きはおそらくないでしょう。僕はそれでいいと思います。


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