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【感想】電撃文庫『わたしの魔術コンサルタント』レビュー |
ほぼ一日、家でダラダラしてるのに疲れが取れない・・・・・・ 電撃文庫12月新作レビュー二つ目!
オススメされていた作品の二つ目。 『わたしの魔術コンサルタント』です。
全体的に、湿気た少しジメジメした感じのするお話です。 ありていに言えば地味という表現があうのでしょうか? 魔術士同士の戦いもありますが、派手さはあまりありません。 これはおそらく、あとがきにもある飛び道具の前面禁止を 作者自ら、作品を書く上でのルールとして課した事による部分があると思われます。 要するに『遠距離攻撃による爆発』という、演出を入れられないので、 全体として派手さがうすいのだと思います。 しかも主人公黒瀬秀春は『魔術コンサルタント』業を営む青年。 用心棒とか問う言った職ではなく、あくまでコンサルタント業なので、 荒事への介入話にはなりにくいのも、地味さの要因でしょう。
で、 その秀春のもとに、ヒロイン朝倉ヒナコがやってきます。 ヒナコは一度もあったことのない『お父さん』を探して上京。 そこで、手がかりとして持ってきていた写真に写っていた秀春を 発見。ヒナコは写真の秀春をお父さんとずっと勘違いしていて、 秀春が父親ではないことがわかって泣きこそすれ、 秀春が父親の魔術の弟子だとわかると、「師匠の不始末は弟子の不始末、責任とれ」と父親探しを強要し、しかも泊まるところはないので居候を決め込みます。 十四歳という、子供ならではの無邪気さとか怖いものしらずとかもあって、 会話では食って掛かってくるし、喧嘩っ早いところを持ったヒナコですが、 泣き虫です。 可愛い。 しかし最年少で魔術士のライセンスを所持し、高校は魔術士育成の名門校に 推薦が決まっている才女です。 でも可愛い。
物語は秀春が受ける事となった仕事が、作中で四年前に起こったとされる 『消失した正午』の首謀者と繋がっていきます。 その中で、秀春とヒナコの共同生活があり、徐々に心を通わせていったり、 ラノベお約束のハプニングがあったりコスプレがあったり・・・・・・ ラノベには珍しいハードボイルド要素を持ったライトボイルド小説(作者談)です。
小汚い雑居ビルに住む探偵稼業(作中はコンサルタント業ですが)を営む男と、 男を振り回す少女が出てくる話が好きな方は、一度読んでみてください!
電撃文庫12月新作『手のひらの恋と世界の王の娘たち』レビュー この記事を読んだ人はこんな記事も読んでますよ |
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